低侵襲(抜歯即時即入インプラント)で患者様の負担を軽減!

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低侵襲(抜歯即時即入インプラント)で患者様の負担を軽減!

虫歯や歯周病などが原因で歯を失ったとき、「一本だけインプラントにできるの?」と疑問に感じる方は少なくありません。

インプラント治療は1本から対応できるケースが多い一方で、ブリッジや入れ歯と比べて費用・治療期間・適応条件などに違いがあります。納得のいく選択をするためには、それぞれの特徴を整理したうえで検討することが大切です。

この記事では、歯を1本失った場合にインプラント治療が可能かどうか、ほかの治療法と比較した際のメリット・デメリットをお話します。

インプラントは1本だけの治療にも対応できます

インプラントイラスト

インプラントが「1本からでも治療できる」のは、インプラントが歯を1本単位で補う構造になっているためです。

インプラントは、見える部分の人工歯(上部構造)と、その土台となるアバットメント、そして顎の骨に埋め込むインプラント体(歯根の役割)の3つで成り立っています。治療では、顎の骨にインプラント体を固定し、上からアバットメントを連結したうえで、最後に人工歯を装着して噛める状態に仕上げます。

このように、必要な箇所へインプラントを1本ずつ設置していく仕組みなので、歯を失った本数が1本だけでも治療を進めることができます。

差し歯(被せ物)とインプラントの違い
差し歯もインプラントも、土台の上に人工の歯を取り付けて見た目や噛む機能を補う点は共通しています。
ただし「土台に何を使うか」が大きく異なります。

差し歯は、残っている自分の歯の根(歯根)を土台として利用し、その上に人工歯を被せる治療です。一方、インプラントは顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を装着します。

そのため、差し歯は歯の根が残っていることが前提で、虫歯や歯周病などで歯根まで失ってしまった場合は適用が難しくなります。反対にインプラントは、歯根がなくなったケースでも歯の土台から作れるのが特徴です。

1本だけインプラントにするメリット

説明する医師

歯を1本失ったとき、インプラントで補う方法には、ブリッジや部分入れ歯と比べていくつかの強みがあります。ここでは代表的なメリットを分かりやすく整理します。

周りの歯を削らずに済む(他の歯に負担をかけにくい)

失った歯を補う治療としては、ブリッジや入れ歯がよく知られています。
ブリッジは、欠損部の両隣の歯を支えにして連結した被せ物で補う方法で、安定感があり違和感が少ないのが特長です。ただし支えにする歯を削る必要があり、場合によっては治療の必要がなかった歯にも手を加えることになります。

一方、部分入れ歯は金属のバネ(クラスプ)などで隣の歯に固定します。歯を削らずに済むケースもありますが、着脱のたびに支えとなる歯に力がかかり、負担が積み重なる可能性があります。

その点、インプラントは顎の骨に埋め込んだインプラント体が土台となるため、両隣の歯を削ったり、バネを掛けたりせずに補えるのが大きな利点です。

見た目が自然に仕上がりやすい(審美性が高い)

部分入れ歯は、どうしても金属のバネが見えやすく、口元の印象が気になることがあります。
インプラントの場合、土台部分は骨の中に固定され、外から金属が目立ちにくいのが特長です。さらに人工歯の素材を工夫すれば、天然歯に近い色味や質感に整えやすく、自然な見た目を目指すことができます。

しっかり噛みやすい

ブリッジや入れ歯は、構造上どうしても「噛む力」が弱く感じられることがあります。特に部分入れ歯は動きやすさが出る場合があり、硬いものを噛んだときに痛みや違和感につながることもあります。

インプラントは骨に固定した土台で支えるため、グラつきが出にくく、噛む感覚を取り戻しやすい点がメリットです。

顎の骨が痩せるのを抑えやすい

歯を失った部分は、噛む刺激が減ることで顎の骨が少しずつ痩せていくことがあります。骨が痩せると、口元の印象が変わったり、将来的に治療の選択肢が狭まったりする可能性もあります。

インプラントは骨の中に土台を入れて噛む力を伝えるため、欠損部に刺激が入りやすく、骨の変化を抑える方向に働きやすいとされています。

長く使える

インプラントは、適切なセルフケアと定期的なメンテナンスを続けることで、長期的に安定しやすい治療法のひとつです。毎日のケアを丁寧に行い、噛み合わせや清掃状態を定期的に確認していくことで、良い状態を保ちやすくなります。

1本だけインプラントにするデメリット

悩む女性

インプラントはメリットが多い一方で、ブリッジや部分入れ歯と比べると注意したい点もあります。良い面だけでなく、負担やリスクも理解したうえで、自分に合う方法を選ぶことが大切です。

費用が高くなりやすい

部分入れ歯やブリッジは保険診療で対応できるケースがありますが、インプラントは原則として保険適用外となる自由診療です(一部例外あり)。そのため自己負担が大きく、治療費が高額になりやすい点はデメリットと言えます。

治療期間が長くなることがある

手術そのものは短期間で行える場合が多いものの、埋め込んだインプラント体が骨としっかり結合するまで時間が必要です。目安として、上顎は半年以上、下顎は3カ月以上かかることがあるとされています。
さらに、骨の厚みが足りない場合は骨を増やす処置(骨造成)を行うことがあり、その分だけ治療期間が延びる可能性があります。一般的に2週間〜1カ月ほどで治療が進みやすいブリッジ・入れ歯と比べると、時間的な負担は大きくなりがちです。

外科手術が必要になる

インプラントは、麻酔をしたうえで顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋め込む外科処置を伴います。取り外し式の入れ歯や、歯を削って装着するブリッジと比較すると、身体への負担が大きく感じられることがあります。

インプラント周囲炎のリスクがある

インプラント周囲炎は、インプラントの周囲に炎症が起こるトラブルで、原因の多くは歯垢(プラーク)です。初期は歯ぐきの腫れや出血などがみられ、進行すると周囲の骨が溶けてインプラントがぐらついたり、最終的に脱落につながることもあります。
予防のためには、毎日のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。取り外して洗える部分入れ歯に比べると、管理に手間がかかる点は押さえておきたいポイントです。

インプラント治療お考えなら福島市の「ひぐち歯科医院」へ

歯を1本失った場合でも、インプラントは治療の選択肢になります。インプラントは顎の骨にインプラント体(人工歯根)を固定して歯を補う治療のため、欠損が1本だけのケースにも対応しやすいのが特長です。部分入れ歯やブリッジと比べて、周囲の歯を削らずに済む場合があることや、見た目が自然に整いやすいこと、しっかり噛みやすいことなど、さまざまなメリットが期待できます。

一方で、自由診療が中心となるため費用の負担が大きくなりやすい点や、骨と結合する期間が必要で治療期間が長くなる点など、事前に知っておきたい注意点もあります。メリット・デメリットを踏まえたうえで、当院でお口の状態を確認しながら、あなたに合う治療方法を一緒に選んでいきましょう。

ひぐち歯科では、日本口腔インプラント学会「専門医」の院長が必ずオペを対応、これまでの知見をもとに、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画をご提案します。インプラントメーカーは、ストローマン社・メガジェン社・ノーベルバイオケア社・オステム社の製品を使用しており、症例や骨の状態、噛み合わせなどに応じて選択が可能です。

見た目の美しさと噛みやすさの両立を目指したい方は、ひぐち歯科までお気軽にご相談ください。

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