implant

インプラントの構造

顎の骨に埋入する人工歯根(インプラント体)、上部構造の人工歯、

インプラント体と上部構造を繋ぐアバットメントの3パーツで構成されています。

人工歯根(インプラント体)

人工歯根とは、インプラント治療において、失われた歯根を補うために顎の骨に埋め込まれる人工的な歯根のことを

指します。インプラント体とも呼ばれます。

一般的に、インプラント体はチタン合金製で、

直径3mm~5mm、長さ8mm~16mm程度の筒状の形状を

しています。インプラント治療では、インプラント体を

顎の骨に埋め込み、顎の骨との結合を促進するために、

数か月間の治癒期間を設けます。治癒期間中に、

顎の骨とインプラント体がしっかりと結合することで、

人工歯根を支える堅固な基盤が形成されます。


インプラント体の表面には、生体適合性のある特殊な処理が

施されており、骨細胞が付着することで結合力を高めます。

また、インプラント治療に使用されるチタン合金は、

生体に対して非常に親和性が高く、

適切なケアが行われれば、非常に長期間使用することができます。


上部構造の人工歯

上部構造の人工歯は、インプラント治療において、

人工歯根であるインプラント体に取り付ける

歯冠部分を指します。歯冠部分は、樹脂やセラミックなどの

材料で作られ、自然な歯と同様の形状や機能を持つように

設計されています。


材料としては、耐久性や審美性に優れたセラミックが

一般的に使われます。セラミックは、天然歯と同様の色や

質感を再現することができ、

また、咬合力や摩耗に強いのが特徴です。

アバットメント

アバットメントとは、インプラント手術後に、

インプラント上に取り付けられる

人工歯根(アバットメント)のことを指します。

アバットメントは、インプラント手術後、骨が十分に

固まった後に、インプラントに取り付けられ、

その上に人工歯を取り付けることができます。

また、アバットメントには、様々な材質が使用されます。

一般的に使用される材質には、チタン、セラミック、

ゴールド、ステンレススチールなどがあります。

それぞれの材質には、特徴やメリット・デメリットがあり、

歯科医師は患者さんの状態や希望に合わせて材質を選択します。

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