インプラント

インプラント手術のリスクと安全性について

福島市にある歯医者【ひぐち歯科医院】です。今回はインプラントについて説明します。インプラント手術は失った歯を取り戻す治療法の一つです。失った箇所に埋め込まれた人工の歯を埋め込み、自然な歯のような見た目と機能を得ることができます。しかし、インプラント手術にはリスクも伴います。このコラムでは、インプラント手術のリスクと安全性について詳しくご説明します。

インプラント写真

インプラント手術は様々なリスクを伴います。

インプラント手術中には、重要な血管の損傷による出血、神経の損傷による感覚麻痺、骨を突き抜けてしまう可能性などの事故が起こるリスクがあります。これらのリスクを最小限に抑えるためには、CTスキャンなどの詳細な事前検査を実施し、経験豊富な歯科医師による手術を行うことで避けることができます。

治療器具や設備の不十分な消毒・滅菌が行われていない場合、手術中に細菌感染が起こるリスクが高まります。院内感染を防ぐためには、治療器具や設備の滅菌消毒、手術室や空調システムの徹底した管理が必要です。

インプラント本体やその被せ物が破損するリスクもあります。破損を防ぐためには、適切な症例なのか見極め、定期的な噛み合わせのチェックと調整、インプラント部に過度な負荷がかからないよう管理するなどの対策が重要です。

インプラントが骨にしっかり固定された後も、適切な管理が行われない場合、抜けるリスクがあります。抜けることを防ぐためには、患者様自身による日々のケアが重要ですが、定期的に歯科医院でのメンテナンスを行うことが大切です。

インプラント治療は、体内への人工歯根の埋め込みを伴う手術であり、多くの人が安全性について心配に感じることがあります。インプラントの技術向上と歯科医師の技術進歩により、安全性は以前に比べ向上しており、成功率は約95%と言われています。しかし、インプラントにはリスクが伴うため、信頼できる歯科医院を選ぶことが重要です。

インプラントを埋め込む前に骨の状態を把握するため、従来のレントゲンではなくCTスキャンを使用することが重要です。CTスキャンにより骨の立体的な状態を詳細に把握でき、血管や神経の損傷などのリスクを低減します。

当院の院長は、日本口腔インプラント学会の専門医です。専門医資格は、インプラントに関する高度な知識と技術を持ち、所定の認定資格基準を満たし、審査に合格した医師に授与されます。インプラント治療に関するご相談は、丁寧に対応いたします。

当院では、院内感染防止のため、インプラント手術に限らず全ての治療器具や機材の消毒、滅菌を徹底しています。手術室や空気中の汚染にも配慮した管理を行っています。

インプラント手術には、患者様への適切な説明とコミュニケーションが欠かせません。患者様は手術の内容やリスクについて理解し、自身の治療に対して納得したうえで手術に臨むことが重要です。歯科医師は専門的な知識を用いつつ、分かりやすい言葉遣いで患者様に説明し、患者様の不安や疑問に真摯に応えることで信頼関係を築きます。

インプラントを長く使用していただくためには、定期的なメインテナンスが必要です。当院では、定期的なメインテナンスを実施しています。メインテナンスでは、インプラント周囲の炎症確認、噛み合わせのチェックと調整、お口全体のクリーニングなどを行います。また、自宅での適切なケア方法の指導も行っています。

インプラント手術には、血管や神経の損傷、細菌感染、インプラントの破損や脱落などのリスクがあります。これらを最小限に抑えるためには、事前にCTスキャンで正確な診断を行い、滅菌された器具を使用することが重要です。成功と安全性は適切なインプラント手術の技術と患者様の口腔衛生管理、定期的なメンテナンスが大切です。インプラント治療をお考えなら、福島市にある歯医者【ひぐち歯科医院】までご相談ください。

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