インプラント治療について詳しく解説
implant
免疫不全を抱える方は体の免疫機能が正常に機能せず、感染症へのリスクが高まります。インプラント治療では人工歯根を体内に埋め込むため、感染に対する耐性が必要です。免疫不全の方には感染症に対するリスクが増加するため、インプラント治療は適していません。
1型糖尿病の方はインスリンの分泌が不足しているため、血糖値の管理が難しいことがあります。高血糖状態では傷の治癒が遅れ、インプラント治療の成功率が低下する可能性があります。そのため、血糖値のコントロールが安定していない場合はインプラント治療を延期し、糖尿病の管理を優先させることが重要です。
重篤な血液疾患を抱える方は血液凝固が十分に機能しない場合があります。手術時に出血が増加する可能性があるため、インプラント治療は適していません。治療を検討する際には血液疾患の状態を詳細に確認し、安全性を最優先に考慮する必要があります。
金属アレルギーを持つ方はチタンや他の金属材料を用いたインプラントに対して過敏反応を示す可能性があります。アレルギーの症状によっては治療後に体内での反応が起こり、インプラントの安定性が損なわれる恐れがあるためアレルギーの有無を正確に判断する必要があります。
放射線治療を受けている方は顎の骨組織が影響を受けている可能性があります。放射線によって骨の質が低下している場合インプラント治療の成功率が低下する恐れがあるため、放射線治療の経過や顎の骨の状態を詳細に検査し治療の適否を判断する必要があります。
成長期にある子供の場合、まだ顎の成長が進行中であるためインプラント治療が適切ではないケースもあります。そのため、成長が完了してからの治療が推奨されます。
妊娠中の方はホルモンバランスが変化し、体に様々な影響を及ぼします。妊娠中は治療によるストレスや感染リスクが懸念されるため、インプラント治療は一般的に不可能です。妊娠中の方は出産後の安全な期間に治療を受けていただきます。
インプラント治療には人工歯根を固定するために十分な骨の量が必要です。顎の骨の量が不足している場合インプラントがしっかりと固定されないため、骨の補填手術(骨造成)を行ってからインプラント治療を行う必要があります。
骨粗しょう症を抱える方は骨の密度が低下しているため、インプラントの安定性が損なわれる可能性があります。骨の密度を向上させるための治療(骨造成)を行いつつ、インプラント治療の適応性を判断します。
高血圧症の方は治療によるストレスが血圧に影響を及ぼす可能性があります。血圧のコントロールが重要なため、治療前に血圧の安定化を図った上で治療可能かの判断をします。
治療前に虫歯や歯周病が進行している場合、インプラント治療の成功率が低下することがあります。そのため、虫歯や歯周病の治療が完了してからインプラント治療に入ります。
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